自動車評論家、「お金もらって御用記事」と仲間を批判  「ジャーナリスト協会」が除名の理由にした「品位」とは

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「もう笑うしかない。除名だってさ俺」

   伏木悦郎さんの一連の発言は、日本自動車ジャーナリスト協会で問題になり、16年3月28日の理事会で審議されることになった。協会では、伏木さんのツイートについて話を聞きたいとしたが、伏木さんは、「何についての問い合わせか不明」として出席に応じなかった。

   理事会は、伏木さん欠席のまま審議が行われ、伏木さんが15年10月20日のブログで協会幹部に悪態をついていたことも問題にされて、伏木さんは除名処分になった。

   これに対し、伏木さんは、3月28日のツイートで、「もう笑うしかない。除名だってさ俺」「会の健全化を願って自省を促そうとしたことが脛に傷持つ面々の不興を買った?」などと協会側に反論している。

   この日の年次総会まで任期だった協会の日下部保雄前会長は4月4日、J-CASTニュースの取材に対し、理事会が伏木さんの除名を決めたことを認めた。

「ジャーナリストですので、メーカーに対しては色々なことが書ける権利がありますが、品位が疑われるような表現は別問題です。それもそうですが、お金をもらって捏造記事を書いていると疑いや不信感を持たせる発言をしていたのが大きな問題です。メンバーの中に、そんな人がいるとは思えません。常識で考えて、メーカーの宣伝はありえませんし、私は、ないと信じていますよ」

   ただ、日下部さんは、伏木さんは永久追放ではないといい、その活動は否定するつもりはなく、復活はありえるという。次の理事会まで伏木さんの除名処分を留保するつもりだったが、伏木さんが次の理事会出席についても拒んだため、そのまま処分が決まったと言っている。

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