中学生の「LINE」「ツイッター」監視に立ちはだかる壁 親もためらう柏市「実証実験」の中身

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親といえどもプライバシーを覗くことに心理的な「壁」

   今回の実証実験は柏市立の中学校4校,私立中学校1校をモニター指定校にしている。参加希望校があれば受け入れ、モニター数は100人から200人を想定している。効果が現れれば予算を取り、市内全域の中学に導入する計画だ。

   しかし、開始が間近に迫った現在の参加者数はというと、少年補導センターの担当者は

「まだこれからという状態です」

と、極めて少数にとどまっていることを示唆した。子ども側には自分のプライバシーを覗かれることに抵抗感があることや、保護者の側でも子供のプライバシーにどこまで干渉するのか、という心理的な「壁」があるからのようだ。

   ネットではこうした柏市の取り組みについて、

「過度な監視は何もいいことを生まない」
「今の親がちゃんとモラルを教えないから変な子供が量産されるんだろ」

と否定的な意見があるかと思えば、

「このアプリは無駄かもしれんが、高校くらいまではSNSとかネットは制限かけるべきだろうね...」
「ネットという目の届かない遊び場ができてしまったから全く保護・監視が行き届かなくなった。そういう意味ではこの手のツールに頼るのも仕方ないのかなと思う」

など、賛成する声もあり、様々な意見が出ている。

   さて、柏市の取り組みはどこまで広がるか。

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