タレントの大島優子さん(27)らAKB48に2期生として加入したメンバーで結成された「チームK」の10周年記念特別公演が2016年4月1日夜、東京・秋葉原のAKB48劇場であった。
2期生のうち、卒業せずにAKB48グループ内で活動を続けてきたメンバーは3人。その3人も3月31日に卒業公演を終え、2期生全員が卒業することになる。10周年記念公演には大島さんら卒業メンバーも参加し、さながら同窓会状態に。「卒業旅行」計画も持ち上がり、出演者が「出世頭」の大島さんに旅費を「おねだり」すると、劇場には笑いが広がっていた。
「『10年間アイドルにしてくれてありがとう』と思いました」
2期生は、高橋みなみさん(24)らの1期生に続く形で06年4月1日に劇場デビュー。現役メンバーは、梅田彩佳さん(27)、宮澤佐江さん(25)、小林香菜さん(24)の3人を残すのみだ。梅田さんは大阪のNMB48、宮澤さんは中国・上海のSNH48と名古屋のSKE48に活躍の場を移していたが、記念公演では3人と大島さんら卒業メンバー9人が一堂に会した。
公演後の記者会見では、梅田さんと宮澤さんは
「実感はまだそんなにないんですが、『10年間アイドルにしてくれてありがとう』と思いました」(梅田さん)
「まさか私が10年間もアイドルを続けるなんて思っていなかった。こうやって自分の節目に同期のメンバーとともに卒業を迎えられたことが本当に幸せ」(宮澤さん)
と次々に感謝の言葉を口にし、AKB48劇場の最多出演記録を持つ小林さんは、
「私はこのステージに929回立てて本当に幸せだった。抜かされないように願いつつも、抜いてほしい」
と、複雑な胸中をのぞかせた。