事務所は「確認中です」
このスタンド店員によると、プリペイドカードには、5000円、1万円、2万円の3種類があるそうだ。山尾志桜里事務所のスタッフが来たときは、その都度、領収書を出していたとしている。3万円以上でないと、収入印紙は不要だった。
プリカの異常な購入ぶりについて、ネット上では、数々の憶測が流れている。
あくまで憶測だが、プリカを金券ショップで換金して、政治資金などに使っていたのではないかというのもある。
元東京地検特捜部検事の高井康行弁護士は、J-CASTニュースの取材に対し、次のように解説した。
「あくまでも一般論ですが、もし換金していたのに、勘違いではなく意図的にガソリン代と収支報告書に記載していれば、政治資金規正法違反の虚偽記載になります。また、選挙運動期間中に有権者にお金やお中元、お歳暮などを配れば、公職選挙法違反にも問われることになります」
もっとも、購入したプリカについては、翌年以降に使うことも考えられる。その場合については、「使い切れなければ、当然繰り越しに計上しないといけないでしょう。しかし、ガソリン代を繰り越すようなことは、普通は考えられないのではないでしょうか」と言っている。
山尾氏の国会事務所では、取材に対し、「現在事実関係を確認中です」とだけコメントした。