政府は2016年3月30日、安倍晋三首相が議長をつとめる「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」を開き、2020年の訪日外国人観光客を年間4000万人に、旅行消費額を8兆円とする新たな目標を決めた。
15年の訪日客数は1974万人、消費額は3兆4771億円で、ともに5年間での倍増を目指す。目標達成に向けた施策として、中国・フィリピン・ベトナム・インド・ロシアの5か国を「潜在力の大きい市場」として重視し、入国ビザの発給条件緩和を戦略的に実施する。
また、30年に訪日客を6000万人に、消費額を15兆円に目指す目標も盛り込んだ。