2016年、日本のネットは「クイズ元年」 「バズる」コンテンツ競争の最新潮流

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「バズフィードよりバズる」Playbuzzの衝撃

   Playbuzzは2013年12月、イスラエルで誕生した。クイズやいわゆる「性格診断(英語ではPersonality Quizとしてクイズ扱い)」、各種投票などをユーザーが投稿できる。「クイズ界のYouTube」とでも言うべき存在だ。事実、YouTubeと同じく他メディアの利用も積極的に推進している。

   クイズというコンテンツの形式自体は、別に新しいものでもなんでもない。むしろ古典的でさえある。だが、Playbuzzは、そのSNSとの親和性に着目した。すなわち上記の「カラーIQ」の一件のように、「ユーザーがクイズを解く」→「解いた結果を、ツイッターやフェイスブックで自慢する」→「それを見たフォロワーも興味を持ち、自分も解く」→「結果を投稿する」......といった具合に、回答されればされるほど、さらにその問題が拡散される=バズるという仕組みだ。

   Playbuzzは急成長を遂げ、2014年11月には、「1カ月間で最も、フェイスブックでシェアされたメディア」の地位を、米国のハフィントンポストやバズフィードから奪取した。これに対抗して、バズフィードも、独自のシステムを採用してクイズコーナーを開設し、人気企画となっている。こうした成功例を受け、複数の投稿サイトやメディアが参入、利用はますます拡大中だ。

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