2016年、日本のネットは「クイズ元年」 「バズる」コンテンツ競争の最新潮流

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   「これからは画像の時代だ」「動画に対応しないと、もう生き残れない」「生放送こそが」「電子書籍なら」「専用アプリも」「仮想現実だ」――次のネットを制する、との鳴り物入りで、これまで多くのメディア、プラットフォームが、空振りとなったものも含め、私たちの前に姿を現してきた。

   そして今、日本へ本格的に上陸しようとしているのが「クイズ」だ。SNSとの相性の良さを生かした「バズる」コンテンツとして、この2~3年、海外で人気が急上昇中だ。2016年は国内でも専門サイトのオープン、大手ネットメディアの利用開始などの動きが相次ぎ、注目を集めている。

  • 「カラーIQ」クイズの結果をツイッターに投稿する人たち
    「カラーIQ」クイズの結果をツイッターに投稿する人たち
  • 3月30日にオープンする「トイダス」トップページ
    3月30日にオープンする「トイダス」トップページ
  • クイズサイトには、作成した問題をメディアやブログなどに貼り付けられるものも多い。画像は、トイダスのクイズを貼り付けたJタウンネット
    クイズサイトには、作成した問題をメディアやブログなどに貼り付けられるものも多い。画像は、トイダスのクイズを貼り付けたJタウンネット
  • 「カラーIQ」クイズの結果をツイッターに投稿する人たち
  • 3月30日にオープンする「トイダス」トップページ
  • クイズサイトには、作成した問題をメディアやブログなどに貼り付けられるものも多い。画像は、トイダスのクイズを貼り付けたJタウンネット

突如ツイッターを席巻した、1問のクイズ

   2016年3月6日、日曜日。ツイッターの「トレンド」欄に、長らく一つの言葉が居座る現象が起こった。「カラーIQ」なるキーワードである。特に有名人がツイートしたわけでも、テレビで取り上げられたわけでもない。にもかかわらず、つぶやかれた回数は、前後3日間を合わせて、なんと4万件超に達する(Yahoo!リアルタイム検索のデータより)。

「やったー!!4%に入った!!」
「私も出来たぞ!やったね!」
「フォロワさんに触発されてやってみました!」

   ユーザーが競うように自らの「回答結果」を投稿したのは、クイズ投稿サイト「Playbuzz」に公開された「96%の人がこのカラーIQテストをパスできません(96% Of People Can't Pass This Color IQ Test)」という問題だ。色にまつわる問題を解いていくと、ユーザーの「カラーIQ」なるものを判定してくれる(その根拠は怪しいが)。このクイズの結果を、挑戦した回答者が相次いでツイートした結果、トレンド欄が占拠されたのである。

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