パナソニックの工場でトラブルがあった影響で、洗濯機や乾燥機が品薄状態になり、ネット上でも悲鳴が上がっている。
4月は、進学や入社、引っ越しなどで新生活をスタートさせる時期だ。
大手量販店では次回の入荷が5月下旬
そんな時期を前に、パナソニックが2016年3月19日、ホームページ上である告知をして、ネット上で波紋が広がっている。
告知によると、静岡県袋井市内の工場で生産設備のトラブルが発生し、そこで生産される洗濯機や乾燥機について、出荷の遅延が出ている。パナソニックでは、そのことを謝罪したうえで、工場の復旧に努めていると理解を求めている。ただ、どのくらいの遅延になるのかは、明記されていない。
ツイッターなどでは、この情報が出回って注意が呼びかけられたほか、購入希望者らからは、「納品が最短で1ヶ月後、ものによっては6月と言われビックリ」「壊れて待てないから仕方なく他メーカーのを買うしかなかった」などと悲鳴が上がった。
この影響で、他メーカーの洗濯機なども品薄状態になっており、値段が上がっているとネット上で次々に報告が上がっている。
実際のところ、家電量販店などでは、どのような影響が出ているのか。
東京都内のある大手量販店に問い合わせると、パナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-VX9600」は、関東地方では品切れとなっており、次回の入荷は、5月20日とのことだった。新生活を始める時期とあって、客からの入荷の問い合わせが多いとも言っていた。パナソニック以外の洗濯機も、1~2か月待ちといったケースも出ているという。