最初はお互いに「横綱相撲」を取ろうとしていた?
ネット上では、
「やっぱ気付いてる奴は気付いてるけど、これ一番だめなの日馬富士だよな」
「日馬富士のが悪いだろ。横綱が土俵外まで突っ込むとかギャグか」
「戻れなかった日馬富士は本当にみっともない。白鵬はそのまま行っちゃうの?て驚きの目で日馬富士をみてた」
「日馬富士のコンディション悪かったとしても対応できんとか擁護できん。横綱やめろ日馬富士」
などといった意見がネット掲示板には出ている。
いったいどっちが、より批判されるべきなのか。
J-CASTニュースが相撲に詳しいスポーツジャーナリストの岡田忠さんに解説してもらった。
日馬富士の持ち味は低く鋭く突っ込んで行き相手を押し上げる戦法。白鵬は当然それを知っていて対策を講じている。日馬富士が一瞬で土俵から外に出てしまったのは、千秋楽の横綱対決でまさか「変化」などはせずに「横綱相撲」になるものだと信じていたから。そういう思いでぶつかっていった場合は「変化」に対応するのは不可能だ。
一方で白鵬はどうしても一勝が欲しかった。もちろん始めは「横綱相撲」を取るつもりでいたが、日馬富士の突進スピードを見て対応できないと感じ左によけ、結果的に「変化」になった。
「あんな相撲を取ってはいけないんですよ。白鵬の強さは折り紙つきですし、本来なら日馬富士の突進を受け止め横綱相撲に持って行く力はあるはずなのに、それが出来なかったということは衰えが来ている、ということなのかもしれません」
二人の横綱ともに限界が来ているのかもしれない。