「血だらけ」容疑者の身柄を確保 埼玉・女子中学生「誘拐」事件

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   2014年3月から行方不明だった埼玉県朝霞市の女子中学生(15)が16年3月27日に保護された事件で、同県警は28日朝、公開指名手配していた寺内樺風容疑者(23)を静岡県伊東市内で発見し、身柄を確保した。

   同日未明、「男が血だらけで歩いている」と通報があり、警察が駆けつけたという。男は現在伊東市の病院に入院中で、県警は回復を待って未成年者誘拐の疑いで逮捕する方針。

  • 女の子は隙を見て逃げ出し、公衆電話から110番通報した(写真は東京・中野区東中野。2016年3月28日撮影)
    女の子は隙を見て逃げ出し、公衆電話から110番通報した(写真は東京・中野区東中野。2016年3月28日撮影)
  • 女の子は隙を見て逃げ出し、公衆電話から110番通報した(写真は東京・中野区東中野。2016年3月28日撮影)

静岡県で発見される

   発表などによると、寺内容疑者は東京都中野区東中野在住で職業不詳。2014年3月、朝霞市で当時13歳の女子中学生を下校途中に誘拐した疑い。16年3月28日未明に公開指名手配されていた。静岡県伊東市で発見され、警察が身柄を確保した。

   行方不明だった女子中学生は、27日正午過ぎ、東京・中野区で警察に保護された。同日午前中、寺内容疑者が「秋葉原へ買い物に行く」と言って外出した隙に逃げ、公衆電話から自ら110番通報したと話している。目立ったけがはないという。県警は女子生徒と寺内容疑者から、行方不明になった後の約2年間の状況について話を聞く方針。

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