「行方不明になってから2年」をこのほど迎えた、埼玉県朝霞市の女子中学生の不明事案が急展開した。2016年3月27日、この女子生徒が警察に保護された。東京都中野区で見つかったという。日本テレビやNHKなどが27日午後、報じた。
女子中学生(当時1年生)は2014年3月10日に行方不明となり、埼玉県警が、事件に巻き込まれた可能性もあると見て調べていた。16年3月10日には、不明から2年を機に、両親や中学同級生、県警捜査関係者らが、JR北朝霞駅前でチラシを配って情報提供を呼び掛けていた。
ツイッターでは「よかった」の声、相次ぐ
3月27日14時すぎの日テレNEWS24サイトによると、「(14年3月から行方不明となっていた)朝霞市の中学生の女子生徒(15)を27日、都内で無事保護した」。捜査関係者の話として、東京都中野区で女子生徒から助けを求める電話があり、一緒にいたとみられる男が逃走しているとの情報もある、と報じた。
また、同日15時頃のNHKニュースは、「朝霞市の女子生徒とみられる女の子」が保護された、と伝えた。「女の子」が、駅近くの公衆電話から助けを求める通報をしたことや、一緒にいた男がいなくなった隙をみて電話をした、という趣旨の話をしていることにも触れた。その後のニュースでは、本人であることが確認されたことも報じた。
この女子中学生が不明になった当時、自宅ポストに「さがさないでください」などと書かれたメモが残る一方、不審な男の目撃情報もあり、注目を集めていた。埼玉県警が公開手配し、情報提供を呼び掛けていた。
「少女を保護」の報道が流れると、ツイッターには
「よかったあ!」
「無事でほんまによかった」
「2年間は大きいけど、生きててよかった」
「よかったー。市内いろんなところにポスター貼ってあったんですよ」
など、安堵した声が次々と寄せられた。
中には、
「彼女の将来のために報道もほどほどに」
とマスコミに注文をつける人もいた。