お笑い芸人の狩野英孝さん(34)をめぐってタレントの加藤紗里さん(25)と「女のバトル」を繰り広げていたシンガーソングライターの川本真琴さん(42)が、自らの声で本格的に「終戦」を宣言した。
すでに川本さんは、ツイッターで「仲良くしよう!」とツイートしていたが、本格的な「終戦宣言」の場に選んだのは、故郷の福井県の地方紙だった。
動画の半分以上が騒動関連
川本さんは、2016年3月21日、加藤さんが3月19日に投稿していた「いや~祝ブロック解除笑 ここまでの道のり...長かった」とのツイートを引用し、「ok仲良くしよう!」と投稿した。ただ、「投稿には別の意図があるのでは」などと勘ぐる声もあり、川本さんは
「ねえ、平和的解決することを頭おかしいとか気持ち悪いとか言う人って、逆になにがしたいの?そんな人らの言うことをいちいち気にする私がバカなのかな。いろいろあっても、仲直りする努力は必要だよ」
と反論していた。
川本さんは福井市の出身。福井新聞のウェブサイトによると、ツイートから2日後の3月23日に福井新聞社を訪れ、3年ぶりの新曲「ホラーすぎる彼女です」をPRした。3月24日にウェブサイトに川本さんのインタビュー記事が掲載され、詳報は福井新聞の電子版「D版」で公開されている。これとは別に、インタビューの様子はユーチューブに動画でも公開された。動画の長さは5分16秒。インタビューの目的は「新曲PR」かと思いきや、動画の3分強が騒動関連の内容で占められている。
「ケンカしているみたいな状態じゃ全然なかった」
動画での川本さんの発言によると、
「実際、騒がれてるほど(加藤さんのことを)全然知らないですよ。知らない方で、まったく関わりもなくて...」
さらに、「言われてるほどケンカしているみたいな状態じゃ全然なかった」が、自分がSNSで書き込んだことで「そういう風に騒ぎになってしまっていた」と、半ば反省の弁を口にした。一連の騒動についても、
「1人の人を好きな人が私以外にも他の女の子にもいて...という話。その2人でなんか色々誤解があったりとかして、私もちょっと『そんな風に言われたらちょっと困る』っていうこともあったので、怒ったりしたときもあったんですけど、結局今のところは、私としては、もう色々あったことは水に流して...」
と振り返った。「怒ったりした」というのは、加藤さんのテレビ番組での発言に腹を据えかねて、3月9日に
「この方、いつまで嘘つくんだろう。いい加減やめてほしい。 私と狩野さんに対して失礼すぎる」
とツイートしたことを念頭に置いているとみられる。
川本さんと加藤さんの和解も、ツイッター上のやり取りを通じて行われた。これは、「連絡先を知らないので、結局SNSしか伝える手段がない」ためだが、川本さんからすれば、これも
「公の人が見てしまうので、また色々周りの見た人が『これはきっと、ただ世間を騒がせたいだけなんだ』とか色々言うんですけど...」
と、新たな悩みの種になった。川本さんは
「今回すごく、SNS怖いなって思いましたね...!」
と、すっかり懲りた様子だった。