大学別「奨学金延滞者数」公表に賛否両論 学校選びの参考に「無用な順位づけ」

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返済不要の給付型の新設が検討されるなか

   従来の貸与型奨学金に加え、返済不要の給付型の新設が国会でも検討される中、今回の「延滞者数公表」の是非はネット上でも大きな注目を集めている。意見ははっきりと二分しており、「どんどん公表しろ」「やむを得ない措置」といった賛成意見もあれば、その一方で、「責任転嫁だ」「大学の努力で何とかなるような問題か」と反対する声も少なくない。

   ただ、それ以上にネットユーザーの間で注目を集めているのは、「奨学金の延滞者率が、大学の質を測る指標になるのではないか」という意見だ。ツイッターやネット掲示板を見ると、

「これはいい動き。高校生が大学進学する際の参考材料になる。まともに就職できず滞納する卒業生が多い大学を忌避できる」
「奨学金を借りてまで大学に入るべきかの指針になる」
「大学別だけでなく学部別にも公表して、高校生が進路を決める際に参考にできるようにすべき」

といった意見が目立つ。

   批判的な意見が出ていることについて、JASSOの広報担当者に伝えたところ、「そういったご意見があるのは承知していますが、奨学金返還に向けた施策ですので、どうかご理解、ご協力を願いたい」と話した。

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