NHK連続テレビ小説「あさが来た」で大ブレイクし、TBS系ドラマ「ダメな私に恋してください」でさらなるファンを増やしたディーン・フジオカさん(35)が、今度はCDアルバムをリリースする。
以前から音楽制作に取り組み、2013年には邦画の主題歌にも起用されるなど精力的に活動を続けてきたが、国内ではあまり知られていなかった。音楽活動の本格始動を機に、ディーンフィーバーはますます加速しそうだ。
アルバム「Cycle」はオンラインショップのみの販売
高校卒業後、米シアトルの大学に留学したディーンさんは、卒業後に訪れた香港でスカウトされ、芸能活動を開始。その後、台湾に拠点を移し、2008年にはインドネシアに渡った。音楽制作に取り組むようになったのはこの頃だ。
アルバムタイトルは「Cycle」。「英語、中国語、日本語の3つの言語で歌われるポップス」をテーマに、小さいころから音楽に親しんできたディーンさんが自分の中の音楽と向き合い、旅を続けながら書き溜めた10曲が収録されているという。
音楽パートナーのDJ SUMO氏とともにインドネシアでレコーディングし、2013年時点で完成していたが、リリースされないまま眠り続けていた。急遽発売されることになったのは、ファンからの問い合わせが殺到したためだという。2016年3月30日から所属事務所が運営するオンラインショップのみで販売される。
3月23日には自身のインスタグラムで
「何の根拠もないのにただ音楽が好きだからという気持ちだけで作り始めたとてもパーソナルな音の物語 ミュージシャンとしての活動をスタートさせる前にどうしてもみんなに聞いてもらいたかった序章 だからきっとこのアルバムはファーストアルバムではなくプロローグアルバムという言葉が一番ぴったりなのだろう」
とアルバムに込めた思いをつづった。さらに
「そして、ここからが次のサイクルのスタート 僕の作る音楽のネクストレベルを楽しみにしていて下さい」
と、これを機に音楽活動を本格化させることをうかがわせた。
「音楽と俳優業の両輪でやっていきたい」
2013年には、日本での自身による初監督・初主演映画「I am ICHIHASHI 逮捕されるまで」に自身の楽曲「My dimension」が使われたが、当時はブレイク前とあってほとんど話題にならなかった。
その後、NHKの朝ドラ「あさが来た」(2015年9月スタート)で明治時代の実業家・五代友厚役を演じたことをきっかけに人気が急上昇。最期を迎えた際にはネット上で「五代ロス」なる現象が巻き起こった。
2016年1月にスタートしたTBS系連続ドラマ「ダメな私に恋してください」ではドSな元主任・黒沢を演じ、またもや女性視聴者を虜に。最終回を迎えると、今度は「主任ロス」を引き起こした。
本人はかねて「音楽と俳優業の両輪でやっていきたい」と語ってきていただけに、音楽への思い入れを知るファンからは、「念願のアルバム発売おめでとうございます」「待ちに待ったCD化」「本当心から願ってた!!」と祝福コメントを寄せている。
また「ディーンさんにいつかラジオのレギュラー持ってほしいなぁ」「音楽番組出演やライブ楽しみにしてます」「Mステでご尊顔を拝めるということで、いいのかな??」といった声もあがり、音楽面での活躍に期待がかかっている。