「おでんの具の名前」をすぐ7つあげられるか
危険なもの忘れを自分でチェックする方法がある。脳のメカニズムに詳しい古賀良彦・杏林大学教授が「マジック7(セブン)」と呼ばれる記憶力チェック法をスタジオで披露した。1つのお題に対して7つのものをすぐ答えられるかチェックする。たとえば、「野菜の名前」というお題なら、野菜の名前をすぐに7つあげる。古賀教授によると、人は1つのお題に7つまではすぐ答えられる。4つ以下の場合は記憶力が低下している可能性がある。
矢田部「では三宅さん、『おでんの具の名前』を7つあげてください」
三宅「ちくわ、ちくわぶ、昆布、ジャガイモ、ハンペン、ガンモドキ......え~と、ソーセージ」
渡辺「ソーセージはダメでしょ。ダイコンをなぜ入れないの?」
古賀教授「三宅さん、さっと素早く言えたので立派です」
番組では、91歳で「軽度認知障害」から回復した鈴木恒子さんが登場した。鈴木さんは、友だちと食事の約束をしたことを忘れ、友だちから「あなた! 何時間お店で待ったと思ってるの!」と怒りの電話が来ても、すぐに電話があったことさえ忘れる有様だった。現在は、友だちとの会食を楽しんでいる。
鈴木さんの回復方法は、「エステに行くこと」だった。毎週火曜日に近所のエステに通い、ローションを塗ってもらい、たっぷりマッサージを受けるのだ。
鈴木さん「明日、エステに行くと思うと、子どもの時の運動会の前日みたいにワクワクするの」
鈴木さんを治療した竹川広三医師は「エステ」の効用をこう語る。
「女性の場合、キレイになることが脳にとてもいい刺激になります。マッサージで体にタッチされ、会話のコミュニケーションをすることも脳にいい効果を与えます」
渡辺「あら~、すてき」