新たな店づくり、「今後はパスタ類の提供も検討」
とはいえ、インターネットには、
「安くなるっていっても10円くらいでしょ。『100円セール』なくなるほうが痛いわ」
「ミスドは『100円セール』と、珈琲おかわり自由が売りでしょうよ。なのに、なんでよ」
「そっか、実質値上げか・・・」
などと残念がる声や、なかには、
「値下げでまた小さくなるのか。20年前に比べてかなり小さくなってビックリしたわ」
「どうせ小さくしておいて、値下げしましたって言うんやろ 」
といった、ドーナツの大きさに言及する向きもある。
一方、コンビニエンスストア大手も攻勢の手を緩めない。セブン‐イレブン・ジャパンは2014年に販売を始めた「セブンカフェドーナツ」を、16年1月に刷新。新たに発売した「チョコ&ナッツドーナツ」(130円)や「濃厚キャラメルドーナツ」(138円)では高級感をアピール。主力の「チョコオールドファッション」(100円)などは価格を据え置きながら製造方法を見直すなどのテコ入れで、インターネットにも、
「やっぱ、影響してるんやろな。最近セブンの(ドーナツ)食ったけど、うまくなってたもんなぁ」
「コンビニと比べちゃうとねぇ... ドーナツは『100円』だな」
などの書き込みがみられる。
コンビニのドーナツの評判は上々のようだ。
ダスキンは今回の「値下げ」について、「コンビニに対抗するものではありません」と話す。「そもそも顧客層が異なりますし、しっかりと棲み分けができています。商品もバラエティーに富んでいますし、そのあたりをしっかり訴求していきたいと考えています」という。
メニューでは、カフェタイプの店舗では現在の飲茶に加えて、「今後はパスタ類の提供も検討。その一方で駅などではテイクアウトの店舗など、立地にあった店づくりを目指しています」と話している。