菅義偉官房長官は2016年3月18日午前の記者会見で、北朝鮮が5時54分ごろ、西岸の平安南道粛川(スクチョン)付近から1発の弾道ミサイルを東方に発射したとみられると発表した。政府では、弾道ミサイルは約800キロ飛び、日本海に落下したと推定している。最大射程距離1300キロの中距離ミサイル「ノドン」の距離を調整して発射した可能性がある。
菅氏はミサイルの種類についてはコメントを避けたが、
「航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある行為。国連安保理決議、日朝平壌宣言に違反するとともに6者会合共同声明の趣旨に反するもので、ただちに北朝鮮に対して厳重に抗議した」
と述べ、発射を非難した。