水飲みダイエット 医師が推奨「やせたければ水道水を飲め」 コップ3杯でおにぎり1個分以上減らせる

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食べる量が減って加糖飲料も飲みたくなくなる

   分析の結果、参加者は平均して1日にコップ4.2杯の「純粋な水」を飲んでいた。これは1日の総水分量のわずか約30%だった。総エネルギー摂取量は平均で2157キロカロリー。うち糖分の多い飲料から125キロカロリー、デザートやスナックなど健康によくない食品から432キロカロリー摂(と)っていた。

   こうしたデータから、1日に摂る「純粋な水」(水道水とミネラル水)の量を増やし、その分ほかの水分を減らして計算し直すと、「純粋な水」の量を総水分量のわずか1%増やしただけで、総エネルギー摂取量、脂肪・糖分・塩分摂取量、コレステロール値が全部低下することがわかった。水を1%分多く飲むだけで、まず食事の量が少なくなり、総カロリー値が8.6キロカロリー減る。この影響で、わずかな量だが、イモづる式に塩分や糖分などの量も減っていくのだ。

   この波及効果が、1日に水をコップ1~3杯多く飲むだけで、次のような驚くべき結果を招くことがわかった。

(1)食事量が減り、総エネルギー摂取量が68~205キロカロリー低下(注:おにぎり1個が168キロカロリー)。
(2)塩分摂取量が78~235ミリグラム低下。
(3)糖分摂取量が5~18グラム低下。
(4)総コレステロール値が7~21ミリグラム低下。

   これは、水を多く飲むと、食事量と糖分の多い飲料を飲む量が減ることが大きい。今回の結果について、アン教授は「これからは、ダイエットでコレステロール値を減らしたい人に医師が処方するのは『水道水』になるかもしれません。カロリーのある飲料の代わりに水道水を飲むだけで健康になれるのです。『水を飲もう!』という、単純ですが効果の大きいキャンペーンをすぐに始めるべきです」と意気軒高だ。

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