「ショーンK降板」騒動で噴出する疑問 TVになぜ「あのテの人」が多いのか

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「外人枠」でもデーブ・スペクター氏は例外

   芸能評論家の肥留間正明さんは、川上氏のコメンテーターとしての印象を

「最初に番組を見たとき、何をやる人かと思った。社会の一般的なことについてコメントできる人だが、『可もなく不可もなく』といったところ」

と話す。コメントの内容だけでは他と差別化できない、というわけだ。肥留間さんは、専門分野やコメントの能力ではなく、容姿を基準にコメンテーターを起用するというテレビ業界の現状が、番組の質を低下させていると嘆いている。

「デーブ・スペクター氏のように、きちんと勉強して意見を言える人もいるが、『外人だから』『他局も起用しているから』といった安易な理由で起用されるコメンテーターが多すぎる。逆に、専門性のある辛口なコメンテーターは遠ざけられるばかりです。今回の川上(ショーンK)氏の事例では、(全ろうを偽り、作曲に他人にさせていた)佐村河内守氏と同様の虚像がまかり通っていたとも言え、民放の劣化ぶりを象徴しています」
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