「セックスレス」を特集したテレビ番組で、お笑い芸人のくわばたりえさん(39)が男性陣と激論を交わした。
「性交中に他の男性を想像する妻は許せるか」。スタジオでこんなアンケートを実施したところ、「許せる」派のくわばたさんは、「女性の立場の意見」として持論を展開したのだが――。
「好きやったら、別に他の人を想像せんかっていいんですよ」
2016年3月15日放送の「バイキング」(フジテレビ系)では、女性誌「VERY」4月号のセックスレス特集を取り上げた。誌面では、レスを解消した女性読者の声として「好きなアーティストを想像したら意外にも盛り上がれた」というエピソードが紹介されていた。
そこで、スタジオでは「夫婦の営み中、他の男性を想像する妻は許せる?」とのアンケートを実施。9人中5人が「許せない」、4人が「許せる」の札をあげた。
「許せる」派のくわばたさんは、女性の立場の意見だと前置きした上で「想像せなあかんようにもっていった男のほうが悪いんちゃう?って思いますけど」とコメントした。
男性陣は聞き捨てならなかったようで、「許せる」派の小籔千豊さん(42)は「おいおいおい!待てよメガネこら!」と食らいつき、「許せない派」の坂上忍さん(48)も冷静な声で「ちょっと待ってよ!それはあまりにも、じゃないの?」と反論。しばし騒然となった。
しかし、くわばたさんは「正論ですよ、これが」と一歩も引かず、
「だって、こっちがめっちゃ(相手を)好きやったら、別に他の人を想像せんかってもいいんですよ!それをわざわざ想像せなあかん作業。そこまでさせるあんたら、何してんの?ってことなんですよ」
と、なおも男性側を非難した。
「男性も自慰中にアダルト」「苦痛の防衛策」
すると小籔さんは、不倫騒動の「ゲスの極み乙女。」川谷絵音さん(27)について、くわばたさんが嫌悪感を示していたことを蒸し返し、「それやったら、さっきの不倫(の話題)のとき、よう『許されへん』言うたな?」と指摘。
妻が行為中に別の男性を想像することは「そうさせた夫が悪い」としつつ、夫が不倫した際には「そうさせた妻が悪い」としていないことに不平等さを感じたようで、
「(男性に)不倫されたとしても、お前(女性)がそういうふうなことを満たしてへんから、不倫するんちゃうんか!バカタレ!」
と、やり返した。くわばたさんは小藪さんの怒涛の反論をすぐに理解できず、「追いつけてない...」とポツリ。出演者陣から笑いが起きたところで激論は収束した。
「妻が別の男を想像する」ことをめぐっては、放送後、ネット上にもさまざまな意見が寄せられた。「なんだかなぁ」「悲しくなった」と複雑な思いを抱いた人も少なくなかったようだが、
「求められてもしんどかったり痛かったりするのを和らげる防衛だと思う」
「男性は自慰行為時にアダルトビデオを見ているのだから、文句はいえない」
と理解を示す声もみられた。
ちなみに、好きなアーティストを想像して乗り越えたという「VERY」の読者は、出産後、夫が「パパ」としか思えなくなってしまったことが原因だと誌面で説明していた。