プロ野球は今年、開幕できるのか 「みんなで渡れば怖くない」に逃げ込む球界

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年間144試合で総額いくらのカネが動いたか

   プロ野球界には古くから報奨金や罰金制度がある。報奨金とは、試合で殊勲打を放った打者や、勝負どころで抑えた投手らに「監督賞」などの名目で与えられるボーナス。罰金は、サインの見落とし、あるいは門限に遅刻したなどのときに取られるというものだ。

   それらはほとんどの球団で行われているが、今回のように、円陣で金が動くというのは聞いたことがない。

   当該球団は「野球協約には抵触しない」と口をそろえている。抵触すれば「出場停止」などの処分に結びつくことになり、そうなると一軍選手が消え、とても試合にならない。開幕延期、今シーズン中止まで行きかねない。

   その3球団は、以前流行った「みんなで渡れば怖くない」の手段に出た格好である。

   現実問題として、毎試合「験担ぎ」しているから、1シーズンで1球団は144試合を行うから、総額でいくら金銭が動いたのか計算すべきだろう。複数球団が分かっているので、それによっては「いっぱしのバクチ」になると思われる。

「東京五輪に影響がないとはいえない」

   野球は今年、正式種目に追加される第1候補である。プロ野球のやっていることは五輪の精神とは真逆だから、そう懸念するのは当然だ。プロ野球選手は参加しない、とでもしないと収まらないかもしれない。

「まだ、何かある」

   球界関係者は不安だらけである。

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