腸内には「悪玉菌」も存在価値あり ヨーグルトだけで満足しないで

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日系)2016年3月9日放送
「心身の健康を左右する!? 腸内フローラとは?」

   昨今話題の「腸内フローラ」。1000種類・1000兆個ともいわれる細菌が集まって、一見すると「お花畑」に見える形をつくっているが、実際は腸内で細菌による「陣取り合戦が」起こっているそうだ。

   腸内環境のバランスを保つと、心身ともに好影響が現れる。ただしバランス維持のためには「善玉菌」のほか、「悪玉菌」も必要だ。

  • ヨーグルトと果物の相性は抜群
    ヨーグルトと果物の相性は抜群
  • ヨーグルトと果物の相性は抜群

ヨーグルトと果物、みそ汁と海藻がグッドパートナー

    善玉菌はビフィズス菌や乳酸菌、悪玉菌は病原性大腸菌などが代表格。腸内にはこのほかに、「日和見菌」と呼ばれる細菌も存在する。状況に応じて善になったり悪になったり変化するのだ。司会の羽鳥慎一アナは日和見菌を「空気を読む(菌)」と評した。

   腸内環境改善のスペシャリストで、順天堂大医学部の小林弘幸教授によると、理想的な割合は善玉菌2、悪玉菌1、日和見菌7だという。悪玉菌が必要な理由を、こう説明した。

小林教授「組織と一緒で、厳しくてうるさい人がいないと善玉菌がサボるんです」

   腸内フローラが理想的なバランスだと、いいことずくめだ。快便で肌ツルツルになる、花粉症はじめアレルギー症状が改善する、セロトニンと呼ばれる「幸せホルモン」が分泌されるので気分が晴れやかになる。また、栄養が細胞に吸収されやすくなって皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されず、やせやすい体質になるそうだ。

   腸に良い食べ物として、すぐに思い浮かぶのがヨーグルトかもしれない。ただし小林教授は、ヨーグルトだけでは足りないと指摘する。ヨーグルトに含まれる菌が生きていくためには「エサ」を与えなければならないのだ。では、小林教授が勧める食事とは。

   まず、善玉菌の種類を増やす。ビフィズス菌や納豆菌、乳酸菌と多彩になれば、お互いが活性化しあうそうだ。ヨーグルトのほか納豆、みそ、しょうゆ、キムチや甘酒からこうした善玉菌が摂取できる。

   次に、善玉菌を育てる。小林教授の言う「エサ」で最適なのが、食物繊維だ。実は野菜よりも果物や海藻がベター。

菅野朋子弁護士「ヨーグルトに果物を入れたり、海藻のみそ汁を飲んだりとか、そういう組み合わせがいいんですよね」
小林教授「完璧です」

「特製ドリンク」と「活性体操」で腸を元気に

   スタジオでは、小林教授が実際に飲んでいる「特製ドリンク」が紹介された。レギュラー陣が一斉にゴクゴク。中身はヨーグルトと大根おろしが4対1の割合で入っていた。

宇賀なつみアナ「よく味わうと大根ですけど、おいしいですよ」

   小林教授によると、ハチミツを入れるとオリゴ糖という「エサ」が加わってさらによいという。

   最後に、スタジオ内全員で「腸内フローラ活性体操」にトライした。右手で骨盤が「グリグリ」するあたりの上を、左手で肋骨のすぐ下のあたりをしっかりとつかむ。そのままもみながら、腰を左右に8回ずつ回す。実は左右の手でつかんだ部位は腸の動きが悪くなりがちな場所だ。刺激を与えることで腸を鍛えることができる。

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