講師のサポートがとにかく素晴らしい!
Udemy「5日間で学べるLinux速習講座」でコンピュータの本質を理解できる

   LPIC(エルピック)という資格をご存じだろうか。UNIX(ユニックス)をベースに開発されたOS「Linux(リナックス)」の技術者認定試験で、LPIC-1・2・3と3つのグレードに分かれている。Windowsよりセキュリティに強いLinuxは、Webサーバやネットワークの業界で事実上のスタンダードだ。Linux技術者は現在不足しており、取得しておくと就職や転職に有利といわれる。未経験者でもチャレンジできるのが魅力だ。

   Udemyの「5日間で学べるLinux速習講座(LPIC Level1対応)」は、Linuxの基本を短期間にマスターするための講座だ。仮想化ソフトウェアVirtualBox(バーチャルボックス)を使い、WindowsまたはMac OS Xにインストールするところからスタートする。基本的なコマンドの使い方や、システム管理、パッケージ管理など、Linuxの基礎を実際に操作しながら学べる。

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Udemyに現れた「Linuxの伝道師」かも

   本コースの講師を務めているのは井上博樹さん。大学や企業、塾・予備校などに対して、教育支援や、オンライン教育プラットフォーム構築、反転授業やブレンデッドラーニングの導入支援、映像授業制作、教育アプリ開発などを提供している。本コース以外にPHPやRuby on Rails、Java、Moodleの各講座をUdemyに開設している。

   さて、Linuxは「ディストリビューション」といって多種多様なパッケージがある。本コースではクライアントOSが「Ubuntu(ウブントゥ)」、サーバOSが「CentOS」を例に授業が進められる。

   Linux学習の第一関門は環境の設定だ。WindowsやOS Xと異なり、使用者が自分であれこれ準備しないといけない。マシンとの相性もあり、ここでつまずく人は少なくない。

   本コースを含むUdemyの全講座には質問コーナーがあり、受講者からさまざまな問い合わせが寄せられている。井上さんは一つ一つに丁寧に回答しているのだが、その姿勢がとにかく素晴らしい。質問者と同じ作業をしてみて確かめたり、解決方法を一緒に探したり、リクエストに応じて解説動画を作ったり――。「Linuxの伝道師」という表現がふさわしい。

   学習環境の構築が済んだら、いよいよ基本操作について学んでいく。Linuxは呪文のような短い文字列(コマンド)を入力することで、ファイルのコピーや移動、削除、検索、圧縮、入出力といった作業を行っていく。初心者は「なんで感覚的に操作できないの? 面倒くさい」と思うかもしれない。しかし大量のデータを扱ったり、高度な作業をする場合は、動作が軽くツールが多いコマンド操作の方が便利だったりする。Linuxの操作を覚えるということは、コンピュータの本質を理解することにつながる。

   後半は「管理業務」「ファイルシステム管理」「シェル、スクリプト、データ管理」と、システム管理者が行う作業について学習する。前半にはなかった練習課題も用意されている。

   レクチャー数は全部で67回、ビデオファイルは合計6時間。動画1本あたり10分くらいと考えればいいだろう。

   今回紹介した講座は、Udemyの日本上陸1周年を記念してなんと期間限定で無料体験を実施中。是非この機会に世界で人気のサービスを体験してみては?詳しくは以下サイトまで。


   5日間で学べるLinux速習講座(LPIC Level1対応)


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