日本感染症学会は2016年3月10日、ウェブサイト上で、中南米を中心に流行しているジカ熱について、感染症の専門医が対応できる全国の医療機関リストを公表した。
全国では88か所で、東京では東京慈恵会医科大学付属病院や聖路加国際病院など14か所。
妊婦がジカ熱に感染すると、新生児が先天的に脳の発育が悪い小頭症になる可能性があると指摘されている。日本感染症学会では、日本国内で妊婦のジカ熱感染例が疑われるケースが生じた場合は、リストに掲載された医療機関で該当患者の問診や診察、検査の要否の判断、必要に応じて妊婦の経過を観察してもらう場合があるとしている。