野球賭博、「巨人VS産経」の様相に? 「スクープ連発」とその余波

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夕刊フジでは「B氏」独占インタビュー

   フジサンケイグループの「特ダネ」は、まだ終わらない。16年3月14日発行の夕刊フジ(C版)では、一面でB氏の独占インタビューを掲載。笠原氏や高木投手らの賭博相手とされる飲食店経営者の同氏に対する3時間の取材で、本人の胸中を伝えている。

   記事の冒頭で、B氏は「高木の会見や次の日報道を見て怒っている」と話す。具体的には、16年3月9日の会見で、高木投手がB氏を「怖い人」と表現したことや、メディアの報道でB氏が「容疑者」のような扱いを受けていることへの憤りだという。こうした扱いに対し、B氏は「今回の件で警察に呼ばれたことはない」などと反論している。

   今回のスクープ連発について、ネット上では、

「産経、凄いスクープを放り込んできたな」
「産経も巨人リークには全力傾けてたんやな」
「これは産経のスクープか。さて、読売はこれをどう報じるのか...」

といった声が相次いで上がっている。巨人とNPBが公式戦の勝敗に応じた金銭授受の事実を16年3月14日昼に認め(「敗退行為」は否定)、各紙がこの問題をウェブ版で報じているが、読売新聞ウェブ版では同日19時時点で今回の問題について報じていない。

   一方の巨人は、フジサンケイグループが「特ダネ」を報じる前日の16年3月13日、笠原氏とB氏が事実を歪曲した情報を新聞や週刊誌に持ち込んでいる、などとして、日本野球機構(NPB)へ緊急の対応を要請したと発表していた。

   J-CASTニュースは3月14日、今回の報道と13日の発表との関連について巨人に取材を申し入れたが、「広報部の人間が全員出払っているため、折り返し連絡する」と答えるのみで、14日19時時点で回答はなかった。

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