愛妻からの叱咤激励に、「男気、見せたる」と息巻くのは、ダイエット挑戦中の木村清志さん(仮名、以下キヨシさん)。体重がイマイチ下がらず意気消沈気味だったが、これでやる気に火がついたか。
暖かい室内で体を動かすメニューを増やそうと、継続中のスロートレーニング(スロトレ)に続いて考えついたのは、ペットボトルを使った自己流体操だ。さて、その効果は――。
500ミリリットルのボトルを手に運動してみたが
キヨシさんはまず、空の500ミリリットルのペットボトルを2本、水で満たした後に左右の手で1本ずつ握りしめた。そのうえで、これまで続けてきたスロトレの「イージー編」にある最も基本的な動作を始めた。
最初は、ゆっくり腕を振りながらその場で足踏みする「疑似ウォーキング」だ。終わったら今度は、ペットボトルを持ったまま体全体を左、右と順番にねじる。スロトレを活用した、キヨシオリジナルのペットボトル体操だ。
キヨシさん「実は、ちょっと失敗しちゃいました」
編集部「何があったんですか」
キヨシさん「ペットボトル、軽すぎたんです。これじゃトレーニングにならないと、次に1リットル入りボトルで試そうとしたんですが、今度は片手で持ちにくくてダメ。ちょっと工夫が必要ですね」
編集部「次回に期待ですね。ちなみに何回やったんですか」
キヨシさん「それぞれ10回を1セットです」
編集部「あれ、1セットだけ?」
キヨシさん「え、ダメ?」
ナイストライではあったが、ちょっと物足りない気もする。次はもう少し重くして負荷をかけるか、トレーニングの回数を増やすか、いずれかに挑戦するとキヨシさんは約束した。
ただし、相変わらず「イージー」から「ノーマル」へ進むのは気が乗らないようだ。この壁を乗り越えると、さらなる効果が期待できると思うのだが...。