自民党は2016年3月12日、夏の参院選に向けて公認候補者を公募する「『オープンエントリー』プロジェクト2016」のファイナリストを発表した。
16年参院選において被選挙権があり、自民党の基本理念に賛同する人なら誰でもエントリーできる制度で、応募期間中(15年11月1日~16年1月31日)に458人が応募した。
ファイナリストは書類審査と面接により決定。当初は最大10人としていたが、「非常に有能な方が集まった」ことから12人を選出したという。内訳は男女6人ずつで、年齢は34歳~58歳。地方議員や議員秘書から、作家、会社役員まで、さまざまな職業の候補者が集まった。
4月1日からは、12人の中から公認候補者を選ぶ「ネット投票」がスタートする。事前登録すれば一般からも投票が可能で、少なくとも1人が選出される。5月9日まで受け付ける。茂木敏充選挙対策委員長は記者会見で、
「国民全体にネットの利用が広がり、特に若い世代は日常生活のさまざまな場面で利用している。選挙権の年齢が18歳に引き下げられた中で、ネットを通じて政治に関わる新しい入口になることを期待している」
と述べた。