「くまモン」商品、ついに売上高1000億円突破 ライセンス料取ってればなぁ......?

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   熊本県のPRキャラクター「くまモン」を利用した商品の売上高が2015年に初の1000億円を突破した。県が実施したくまモン利用商品 を扱う業者へのアンケート調査で分かった。それによると、売上高は前年から56.6%増の1007億7800万円で過去最高を更新した。

   品目別では、くまモンをパッケージに使った農産物やお菓子などの食品が68.7%増の835億500万円で、ぬいぐるみやキーホルダーといったグッズなどは16.5%増の172億7300万円だった。

  • くまモンは申請して知事の許諾が下りれば「無料」で商品などに利用できる(写真は2016年2月撮影)
    くまモンは申請して知事の許諾が下りれば「無料」で商品などに利用できる(写真は2016年2月撮影)
  • くまモンは申請して知事の許諾が下りれば「無料」で商品などに利用できる(写真は2016年2月撮影)

売上把握しているのは7割ほど

   これまでの売り上げは、調査を始めた2011年に25億5600万円だったのが、2012年には293億6000万円、2013年は449億4500万円、2014年に643億2200万円と右肩上がりに増え、2015年にはとうとう1000億円の大台乗せ。この5年間での累計売上高は2419億円超を記録した。

   増える一方の売り上げだが、2015年の急伸に寄与したのが食品関係の売り上げ増だった。特に「JAの農産物に利用が広がった影響が大きい」(県関係者)といい、JA分に限れば前年の約3倍(202%増)の487億8700万円だった。

   また、2014年6月からは海外販売も解禁。2015年に初めて通年での集計が可能となり、台湾や香港、タイなどで21億400万円を売り上げたことが分かった。

   調査はくまモン利用商品を扱う5160業者が対象で3830業者から回答があった。ただ、回答率は74.2%で、「販売額未整理などで回答がなかった業者もあり、実際の売上高はさらに増える」(同)とみられる。

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