ベッキーさん(32)との不倫騒動から約3か月、ついに「ゲスの極み乙女。」川谷絵音さん(27)が口を開いた。
ファン限定ライブで本音をぶっちゃけたのを皮切りに、「週刊文春」の直撃取材に応じたり、ツイッターを更新したりと、今までの沈黙が嘘のように胸の内を語り始めた。
「みんな謝れって言うけど世間の誰に謝ればいいの?」
2016年3月2日、東京・渋谷のライブハウス「TSUTAYA O-EAST」で「ゲスの極み乙女。」のファン限定ライブが行われた。新アルバム「両成敗」の購入者から抽選で選ばれた約1200人が招待され、ライブ後には「泣きそうになった」「最高だった」と興奮冷めやらぬまま感想をツイートするファンが相次いだ。
それもそのはず。川谷さんはMCで不倫騒動にまつわる「ぶっちゃけトーク」を展開したのだ。たとえば、あるファンの1人は発言内容を次のように紹介している。
「こんなこと言うと多分叩かれるけど、すごいネットとかでみんな謝れって言うけど世間の誰に謝ればいいの?正直内輪での話だからみんな関係ないじゃん。メンバーやスタッフさんには謝りましたけど、それ謝ったよって報告してもまた何か言われるじゃないですか」
「俺黙ってきたけどツイッターとかで文面出したところでまた何か言われるし、伝わらないじゃないですか...。こうやってツアーとかでファンの皆さんに直接伝えられればなって思うんで...。ゲスめっちゃ仲良いし、これからもゲスの極み乙女。には変わりないんで」
同様の内容は、複数のファンがツイートしている。他にもインスタグラムのコメント欄が「すごいこと」になっていることや、メディアで使用されている自身の写真がかなり古いものだということに言及し、笑いを誘う場面もあったそうだ。ドラムのほな・いこかさん(26)の脱退説は、いこかさん自ら否定した。
終了後にはメンバーが肩を組み、笑顔であいさつ。頭を長い時間下げ、ファンらと一緒に記念撮影をしたという。
ゲス乙女。がライブを行うのは、1月17日のフリーライブ以来のこと。この時は「この度はご迷惑ご心配をおかけして申し訳ございません」とファンに謝罪したのみで、それ以上は語られなかった。川谷さんのSNSは年明けから止まったままで、1月28日にはラジオ番組のレギュラー出演も一時休止となった。
3か月ぶりツイート「ファンの皆さんには真摯に音楽で向き合いたい」
それだけに今回のMCは、本人や他メンバー、バンドの行く末を心配していた多くのファンを安心させたようだった。「ずっと応援する」「一生ついてきます」との声が目立つのは、4人の言葉を直接聞いたことで、心のモヤモヤが晴れたことを意味しているのだろう。
同様に、川谷さんにとっても心の変化があったようだ。なんと、不倫騒動のきっかけとなった「週刊文春」の直撃取材に対しても、「あっさり」応じたというのだ。
3月10日発売の「週刊文春」は、本人に電話取材を試みた際の一部始終を報じている。記事によると、川谷さんはライブでの一連の発言をしたことを認め、妻とは離婚協議を進めている段階であることも明らかにしたという。
自身が蒔いた種とはいえ、恨んでいてもおかしくない文春のインタビューに自ら答えたことは、ネット上でも驚きの声が上がっている。
さらに川谷さんは10日昼すぎ、約3か月ぶりにツイッターを更新。次のようにつぶやいた。
「色んな切り取られ方をしていますが『誰に謝ればいいのか』という発言はファンの方々や関係者の皆さんに対しての言葉ではありません。ファンの皆さんには真摯に音楽で向き合いたいと心から思っています」
これまでの報道やネットのウワサでは、誤解されている点も多々あったはずだが、一切反論してこなかった川谷さん。大勢のファンの前で本音を喋ったことで何かがふっ切れたのだろうか。
ネット上では「開き直りやばいな」「反省の色皆無だね、ありえない」と批判的な声も目立つが、「一周回って好印象になった」「ここまで来ると尊敬」「もはやゲスを通り越した」と、清々しいほどの潔さを褒める声も。
3月13日からはワンマンツアーが始まり、30日、31日には武道館ライブも控えている。「ふっ切れた」川谷さんから今度は何が飛び出すだろうか。