「半年で身体を壊して、辞めざるを得なかった」
女性は、「やりがいだけじゃ無理」として、「戻ってきてと言われていますがあの条件では戻りません」と言っている。それ以前に働いた図書館も、1年契約の雇用で3回しか更新できず、過重労働で体を壊して辞めたところもあったという。図書館で働く非正規職員について、「独身(実家住み)か、子供が大きくなって手が掛からなくなったという女性か、まだ子供がいない女性ばかりだった」と振り返っていた。
このほかの投稿でも、「めちゃ頑張っても月11万だった」「定時で帰る正規職員さんを非正規が無理して支えてた」「非正規低賃金で過重労働(サビ残、自宅に持ち帰り仕事)。半年で身体を壊して、辞めざるを得なかった」といった切実な声が相次いでいる。
図書館の非正規職員については、各メディアの報道でも、月給15万円前後という厳しい労働実態が報告されており、ツイッターのつぶやきもウソではないようだ。長引く不況の影響で財政難に陥る自治体も多く、緊急を要しないと真っ先に予算が切り詰められていることが原因とも指摘されている。
非正規職員の割合は、今や全国の図書館職員の半数以上に上るとされている。司書ともなれば豊富な知識が求められる専門職になるが、それでも、一般職の正規職員よりも賃金が4分の1ほどに留まるケースすらある。官製ワーキングプアは深刻で、国が掲げる「同一労働同一賃金」の原則にも、到底達していない状態だ。