セキュリティーソフト大手のトレンドマイクロは2015年のサイバー攻撃の動向に関する分析レポートで、米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を対象とした不正プログラムの数が累積で1000万個を超えたことを明らかにした。15年の検出数は約630万個で、10~14年の5年間に検出された430万個を大きく上回る数字となった。レポートは2016年2月29日に発表された。
同社が3月7日に公開した「セキュリティブログ」では、分析レポートの内容を解説。それによると、「アンドロイド」は米アップル社の「iOS」に比べ自由度が高いため、金銭利益を狙うサイバー犯罪者にとって「新たな標的」と認識されており、PC を対象とした攻撃が移植されるケースが多いという。