「保育園落ちた」ブログが思わぬ方向に流れ出した 「安保法制」反対派の政治利用に違和感も噴出

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「反アベ・脱原発界隈の声がデカすぎて」

   この日の抗議活動では、16年夏の参院選に共産党から出馬を予定している弁護士の男性が演説。その様子を写真つきで

「保育を受けるのは子どもの権利。『入れない』のは異常!政府は保育園が足りない現実から逃げ続ける」

としたのに続けて

「一機100億のオスプレイ、1m1億の道路、大企業への数兆の減税...税金の使い道を改め保育園を抜本的に増やすべきです」

とツイートした。共産党はオスプレイの配備や大企業への減税に一貫して反対している。こういった動きが「政治利用」だという批判を呼んでいる形だ。

   こうした光景は、テレビなど数多く放送されているほか、安倍政権の批判を続ける日刊ゲンダイは、3月7日に発行された8日付の紙面で、「保育園落ちた」抗議活動の記事を掲載し、

「この怒りがさらに広がれば、参院選で自民党はオンナたちに鉄槌を下されることになるだろう」

と締めくくっている。

   一方、こうした動きに対して、ハッシュタグ「#保育園落ちたけど政治利用されるのはごめんだ」では、

「途中から辺野古がどうとか原発がどうとか言い出してげんなりした」
「反アベ・脱原発界隈の声がデカすぎてしがらみ抜きで行動したいママさんが動けない」

などといった声が上がる一方、

「『保育所増やせ!』って市民が声を上げて政治家を動かすんじゃないの。政治の土俵まで持ち上げないと問題は解決しないよね」

などと政治を利用しないと問題は解決しないといった異論も投稿されている。

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