米韓両軍は2016年3月7日、定例の軍事演習「キー・リゾルブ」と野外機動訓練「フォールイーグル」を韓国と周辺海域で始めた。米軍約1万5000人と韓国軍約30万人が参加し、合同演習としては過去最大規模。北朝鮮による核実験やミサイル技術を利用した「人工衛星」打ち上げ事案を踏まえ、北朝鮮の重要施設攻撃を念頭に置いた作戦も行われる。
北朝鮮はこの演習に強く反発しており、国営朝鮮中央通信は
「わが千万の軍民は米帝完全掃滅、かいらい逆賊完全撲滅のスローガンの下で打ち固めてきた核戦力を中枢とする無尽強大な軍事的威力を余すところなく誇示する総攻勢に立ち上がるであろう」
などと米韓を非難する国防委員会の声明を伝えている。