なでしこ、不甲斐ない敗戦で五輪絶望 「負けて当然」厳しい反応も相次ぐ

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

   女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」のリオデジャネイロ五輪出場は、2016年3月4日の中国代表への敗戦でほぼ絶望的となった。

   ロンドン五輪に続く2大会連続のメダルどころか、アジア最終予選での敗退という思わぬ展開に、「負けて当然」という辛辣な声も上がっている。

  • 澤さんの引退もやはり大きかった?
    澤さんの引退もやはり大きかった?
  • 澤さんの引退もやはり大きかった?

澤も嘆いた「パスミス」と「マークの弱さ」

   テレビ観戦していた視聴者からも、「なんで!?」という声が上がるような失点だった。前半14分、迫ってくる中国選手をかわそうと、川村優理選手が無造作にボールをバックパスする。ところが、後方の田中明日菜選手と熊谷紗希選手がお互い譲り合うような形になって、ボールは受け取り手がないままに日本側ゴールに向けてコロコロ転がっていく。たちまち突っ込んできた中国代表、ジャン・ルイ選手がシュートを決めた。あまりにあっけない先制点だった。「とにかく自分たちのミスパスが多い」と、NHKの試合中継にゲスト出演していた元代表選手・澤穂希さんも、この日のなでしこの不調を嘆いた。

   その澤さんはハーフタイム、「ボール保持者に対してのマークも甘い」と指摘していたが、後半はまさにそれが露呈する。後半13分、日本ゴール前でボールを受け取ったグー・ヤーシャ選手に、熊谷選手らが素早く立ちふさがった。しかし、あと一歩、相手の間合いに踏み込めない。そのまま、ほぼ万全の態勢でシュートを打たせてしまう。これがダメ押しの2点目となり、詰めかけた日本サポーターから悲鳴が上がった。「この2点目がなかったらもう少し違った」と澤さんが歯噛みしたように、その後は1点を返すもののあえなく試合終了となった。まだわずかに可能性を残すとはいうものの、これでほぼリオ五輪への出場は消滅したとされている。

姉妹サイト