インターネットを通じた商品やサービスの購入が急速に増えている。総務省がネットショッピングの実態を把握するため調査したところ、ネットショッピングを利用した2人以上世帯の割合が、2015年は2002年の5.2倍に急増した。2016年3月3日に発表した。2人以上世帯のネットショッピングを利用した支出総額は、1世帯あたり年間平均10万3716円。これを世帯主の年齢別にみると、50歳代が15万5916円と最も多かった。
都道府県別にみた消費支出総額に占めるネットショッピングの購入割合は、神奈川県が最も高く、次いで埼玉県、東京都と続いており、若年層の割合が高い都道府県で高い傾向にある。
また、ネットショッピングで最も支出割合が高いのは「旅行関係費」で21.8%。次いで「食料」が14.3%、「衣類・履物」が10.7%、書籍や音楽ソフトなどの「教養関係費」が10.3%、「家電・家具」が10.1%となった。衣類・履物類の支出は30代を中心に、若者が多かった。