「父も同じもやもや病」遺伝が影響か
発生率は10万人に0.35人程度だ。インターネット上には、もやもや病の闘病記が書かれているブログが複数見つかる。
例えば30歳のときに脳出血で倒れたという女性は、後にもやもや病と診断されたとブログで明かしている。成人になってから突然発症したそうで、再発防止に腐心している様子だ。
MRI検査でもやもや病だと分かったという別の30代女性は、父親も同じ病気だったという。女性の場合は左上半身がしびれて力が入りにくくなり、一度血管のバイパス手術を受けたが、1年後に今度は右半身に異常が生じて再手術となったそうだ。
もやもや病を告白しているブログは女性が多く見られる。実は、先述した「KOMPAS」には、もやもや病患者の男女比は1:1.8と女性に多いとある。また、遺伝も何かしらの影響があると考えられているようだ。現在は不明な点が多い病気で、解明が急がれる。