インターネットの中継サーバー無届けで運営していたとして、電気通信事業法違反で2016年2月16日に逮捕された中国籍で自称・会社役員の王悦容疑者(ワンユエ、32)が管理するサーバーから、ヤフーやグーグルなどのIDやパスワードがおよそ27万件見つかった。読売新聞が16年3月3日に報じた。
15年2月に大分県の男性からインターネットオークションでIDを不正に利用されていたとの相談があり、大分県警が不正アクセス禁止法違反の疑いで捜査。京都府警にも不正アクセスの相談があり、両府県警の合同捜査本部が双方のPCなどを解析したところ、容疑者が無届けで運営していたサーバーに辿り着いたという。
サーバーを押収した捜査本部は、詐欺などの犯罪に個人情報が使われた疑いがあるとして調べを進めている。