元グラドル川村ひかるが「若年性更年期障害」 若い女性が突然「老いる」悲しさ

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仕事のストレスと無理なダイエットが引き鉄

   川村さんは、23歳の時に子宮内膜症にかかり、35歳の時に脳動脈瘤も見つかっている。こうした闘病体験が「勇気の告白」につながっているようだ。

   「若年性更年期障害」とはどんな病気なのか。産婦人科医のウェブサイトをみると、通常の更年期障害は、閉経(日本人平均50歳)前後の10年間くらいに起こる、ホルモンバランスの崩れが原因の体調不良だ。月経不順、冷え性、頭痛、ほてり、イライラ、うつ症状......などだ。

   若年性更年期障害は、20~30代で更年期障害と同じ症状が起こるものだが、早まって20~30代で「閉経」が起こり、更年期障害になるわけではない。仕事のストレスがたまったり、無理なダイエットで栄養がいきわたらなくなったり、不規則な生活を続けたりするとホルモンバランスが崩れ、中高年の更年期障害と似た症状が起こるのだ。

   中高年の場合は、閉経が近づくにつれて卵巣から出る女性ホルモンのエストロゲンが減っていく。すると、脳が卵巣に「もっとエストロゲンを分泌しろ」と命令を出す。卵巣には分泌能力がないのに無理をしてしまうためホルモンバランスが崩れる。

   しかし、20~30代女性ではエストロゲンの分泌が減ることはほとんどない。それでも中高年と似た症状が出る理由は2つある。1つはストレスで「自律神経失調症」になり、卵巣の機能が低下すること。もう1つは、若い女性の2人に1人は体験する「月経前症候群(PMS)」だ。月経前にイライラしたり、集中力がなくなったり、気持ちが落ち込んだりする。この症状が悪化すると、更年期障害と同じ症状が現れてくる。川村さんも20代の時、グラビアアイドルの仕事のために、極端なダイエットを繰り返したことを告白している。

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