天皇陛下、インフルでも「体調次第でご公務」にネット反響 年間休日は「82日」しかない

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「年齢からすれば異常な労働量」

   2月29日夕の報道では、陛下はインフルエンザのため、この週の公務の多くを取りやめる見通しになったことが改めて伝えられた。だが、ネット上では今回の騒動から派生する形で、陛下の「激務ぶり」に注目が集まっている。

   15年12月23日に82歳を迎えた陛下。過去には大病を患った経験もあり、02年には癌が発見されたことから前立腺の全摘出手術を受けている。近年では、11年にマイコプラズマ肺炎で入院したほか、12年には狭心症の治療のため心臓手術を受けている。加えて、ここ最近の皇室報道では、陛下の体調を気遣うような関係者のコメントも目立っていた。

   だが、宮内庁ホームページに掲載された2015年の公務日程によると、天皇陛下の予定が入っていない「休日」は82日。公務の日に、どれほどの時間が公務に割かれているかは不明だ。

   だが、単純に計算すると週休1.5日ほどのペースで、祝日や夏季休暇も一切ない。ちなみに、厚生労働省が2014年に発表した就労条件調査の結果では、日本の労働者の平均年間休日は約113日だった。

   こうした過密なスケジュールについて、先述の新井氏は「周りの医師が厳密に体調を管理しているとしても、年齢からすれば異常な労働量」だと指摘している。

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