カリスマモデルの梨花(りんか)さん(42)が、インスタグラムに投稿した自身の朝食の画像をめぐり、ネット上の「炎上」に発展してしまった。
画像は、お盆の上に、イクラを中央にのせた白飯にアサリの味噌汁、魚料理。さらにテーブルの上には、厚焼き玉子などいくつかのおかずが並んでいる。梨花さんは、これに「質素な朝ごはん好き」とのコメントを添えて投稿した。
「質素の意味知ってます?笑」
コメント欄には、ファンらから「美味しそう」「やっぱ和食は体に優しいね」と好意的な声が寄せられたが、一方では「質素!?いくらがあるよ...」「庶民とは違いますね」との皮肉もあった。
すると梨花さんは「質素の意味知ってます?笑」というコメントを寄せたユーザーに直接返信し、「質素って意味知ってます?」と同じ言葉で反論。「飾り気がないともいいますね。日本語はたしかに難しいけれど、捉え方が美しい心でありたいです」とやり返した。
「質素」の意味を調べると、1つ目には「飾りけがないこと。素朴なこと」とある。梨花さんは「シンプルな」「素朴な」という意味でこの言葉を使ったのだろう。しかし、2つ目には「生活などが贅沢でなく、つつましくて倹約なこと」ともある(いずれもデジタル大辞泉より)。ファンらの多くは後者の意味で受け取ったようだ。
もっとも、どちらの意味にせよ質素の線引きは難しい。「人それぞれ」の一言で済む話とも思えるが、梨花さんが一度反論したことでコメント欄はさらに荒れてしまった。
その後、本人もさすがに嫌気がさしたのか、「見ザル・言ワザル・聞カザル」の絵文字とともに「自ら見て人の事をあーだこーだ何かと言ってしまう方には今年は申年をおすすめします」と投稿。「嫌なら見るな」というわけだ。
しかしそれも効果はなく、最終的には
「みんなありがとう!この嫌な雰囲気をあじあわせてしまった事ごめんなさい。いつも迷いながらも...何か言い返してしまう。けど、ねっ、やっぱり間違いを正したりごめんなさいも勿論だし、自分の言いたい事もはっきり言ってしまうのはこれからも変わらないと思います!」
と宣言し、「おしまい」と議論を強制終了した。
ユッキーナ、優木まおみ、蓮舫も騒動に
画像が投稿されたのは2016年1月15日のことだったが、2月以降、「女性セブン」(25日発売)やフジテレビ系「ワイドナショー」(28日放送)が「炎上話」として取り上げたこともあり、広く注目を集めた。
ごはん写真は、梨花さんに限らず多くの芸能人が日常的にSNSに投稿している。自慢の手料理やレストランでの食事を撮影&投稿し、ファンとの交流を楽しんでいるのだ。
だが、炎上してしまうリスクも高い。これまでも、ごはん写真をきっかけに、さまざまな有名人がプチ騒動を起こしてきた。
ユッキーナことタレントの木下優希菜さん(28)は14年1月、インスタグラムに投稿したワンプレート手料理写真に「皿に緑と赤が足りないね!」とのコメントが寄せられたことに怒り、ユーザーをアカウントごと晒しあげ、批判を浴びた。
これに懲りたのか15年8月には、ご飯とみそ汁を一般的な配膳方法と逆にした写真に「お味噌汁が逆とか言われる前に笑 左派 ただそれだけ」と予防線をはっていた。
タレントの優木まおみさん(35)も15年5月、1歳の娘がうどんを「手づかみ食べ」している写真をインスタグラムで公開した際、ファンらから「うどんが長すぎて危険」との指摘が相次ぎ、反論。結果的にさらなる反発を呼んだ。
15年9月には、民主党の蓮舫議員がサンマの頭を右にした写真をツイッターに投稿したところ「マナー違反」と批判され、ほどなくして削除する事態となった。
見栄えのいいおいしそうな料理写真はインスタグラムとの相性がいいが、盛り付けや配膳、いろどり、食事マナー...と、思わぬところに炎上の火種が潜んでいるようだ。