「人工芝に発がん性物質」米政府調査 サッカーのゴールキーパーに患者続出

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保育園や子どもの遊び場からも高濃度の鉛が

   2014年、米テレビ局NBCがグリフィンの調べた資料を報道すると、全米のマスコミが沸騰。科学者を動員してゴムチップの成分の発がん性を検証するメディアが続出、がんにはいたらないまでも、ゴム屑を吸い込むことによる呼吸器疾患など、過去20年で60件の健康被害の報告が報道された。

   2015年3月、USAトゥデーが全米調査を行ない、「人工芝を使っている競技場は1万1000か所あり、多くの保育園や子どもの遊び場から健康に被害のある鉛が高濃度検出されている」と報道した。米下院のエネルギー・商業委員会も環境保護局に対し、2015年11月を回答期限として人工芝の安全性に関する報告を求めていた。しかし、環境保護局はこの要請に応じていなかった。

   日本でも最近は、競技場の多くが人工芝になっている。2015年現在、プロ野球の本拠地12球場のうち10球場が人工芝だ。天然芝が主流のJリーグでも、セレッソ大阪や川崎フロンターレなどで導入が進んでいる。

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