「吉本興業から訴えてくれへん?」
「訴えてくれへん?」という岡村さんの要望を受け、吉本興業は今後どうするつもりなのか。
J-CASTニュースが26日、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに取材すると、広報担当者は、薬物中毒というウワサについては「事実無根」と全否定した。その上で「記事はイニシャルなので岡村とは特定されていない」としたが、「本人から要請があれば、精査して対応を検討する」とコメントした。なお、現時点では岡村さんから相談は来ていないという。
そもそも画像の元記事は、いつ、どの雑誌に掲載されたのかハッキリと分かっていないまま拡散されている。「今年5月」という記述があるため、2016年よりも前であるように読めるが、数年前のものである可能性もある。あるいは、雑誌記事に見立てた創作画像という可能性も否定できない。よしもとの広報担当者も、出所を「把握していない」という。
問題の記事は、文中ではウワサが立った背景を説明しているのみで、実際に薬物中毒かどうかについては明言していない。「覚醒剤」「麻薬」という単語は出てこず、「シャブ」「ヤク」「クスリ」という隠語しか記載されていない。
にもかかわらずネット上では、覚醒剤問題で逮捕された元プロ野球選手・清原和博容疑者が「シャブ仲間」の大物司会者を暴露したという一部報道などと関連付けて拡散。「清原の次はナイナイ岡村隆史が薬物で逮捕クル」と断定的な見出しを付けるまとめサイトまで現れ、1週間ほど前から広まっていた。
そのため、ネット上では「これいつの記事なのよ」「いくらなんでも名誉毀損」と不審がる声が少なくない。