今度は落語家・桂文枝さん(72)の不倫騒動だ。元演歌歌手の紫艶さん(38)が写真週刊誌「FRIDAY」で20年来の交際を「暴露」し、文枝さんが釈明会見を開く事態になっている。
双方の言い分が食い違っている点もあるため真相は分からないが、ほぼ無名の「愛人」が突如スポットライトを浴び、メディアで積極的に発言する――。このケース、「既視感」がないだろうか。
FRIDAYだけでは喋り足りなかった?
2016年2月19日発売の「FRIDAY」は2人の不倫疑惑を写真付きで報じている。写真は全部で4枚。2人が仲睦まじげに寄り添ったツーショット写真で、うち1枚は海辺で手を握り合いながら写っている。
同誌は紫艶さんの居場所を突き止め、この写真を手に直撃したという。すると彼女は、決定的な不倫現場を押さえられた写真でないにもかかわらず「こんな写真を見られたら、否定できないですよね......。師匠とはあたしが18歳のころから交際しています。付き合ってもう20年になります......」と告白したそうだ。
写真はもともと、友達だけの限定公開でSNSに公開していたものだったといい、「少し前にパソコンの調子が悪くて修理に出したんですが、その影響なのか...」と本人なりに流出原因を分析している。
一方、吉本興業は19日、各メディアに「記事に書かれている事実はございません」とコメント。21日には本人も報道陣の前で「娘という感じで応援してきた」と関係を説明し、最後に会ったのは2年前で、それ以前も10~12年ほど会っていなかったとした。本人の口からはいまのところ、明確な不倫の否定発言はない状態だ。
双方の言い分に食い違う部分があるため、本当のところは分からないままだ。ただ、紫艶さんはFRIDAYに取材された時点で「責任はすべて私にあります」と謝罪の言葉を口にしている。
「愛人」とされる人物が、これ以上口を開くことは騒動の拡大につながる。話す内容によっては、新たな憶測を呼び、さらなる展開を迎えることにもなりかねない。にもかかわらず、紫艶さんは23日までに週刊誌「FLASH」、数社のスポーツ紙、情報番組「モーニングショー」(テレビ朝日系)の取材に応じ、次々と質問に答えている。