「新党がけっぷち」「七転八党」......? 民主・維新の新党名はネット「大喜利」でネタ状態に

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   「付かず離れず」に近い関係を続けてきた民主党と維新の党が、いよいよ合流する見通しになった。維新側は両党が解党した上での新党結成を求めていたが、民主党側は難色を示していた。結局は民主が維新を吸収する形での合流になりそうだが、維新がその条件として提示したとみられるのが「民主」という党名の変更だ。

   民主党は2015年11月にも解党・新党結成騒ぎに見舞われ、ツイッターでは「♯民主党の新しい党名を考える」というハッシュタグで「大喜利」状態になったばかり。今回の合流も決して前向きには受け止められていないようで、ネット上では「七転八党」「新党がけっぷち」といった冷ややかなネーミングが目立つ。

  • 「民主党」の名前はどうなるのか
    「民主党」の名前はどうなるのか
  • 「民主党」の名前はどうなるのか

岡田氏は3月中に新党立ち上げの意向表明

   民主党の岡田克也、維新の党の松野頼久両代表は16年2月22日夜に都内で非公式に会談し、合流について協議した。民主党の枝野幸男、維新の党の今井雅人両幹事長も同席した模様だ。翌2月23日には民主党が非公式の幹部会合を開き、維新の合流を受け入れる案を大筋で了承。岡田氏は3月中に新党を立ち上げる意向を表明した。一方の維新の党も、松野氏が執行役員会で「全く新しい党名」で民主党に合流することを提案。両党は、24日にも臨時の常任幹事会や両院議員懇談会を開いて党内手続きを進める。

   両党の合流が実現すれば、会派離脱中の川端達夫副議長を含めると衆院は93人の勢力になる。参院では民主59人、維新5人の計64人。ただ、維新の5人は旧みんなの党の比例代表で当選しているため、国会法の規定で合流できない。無所属になって新党の会派に加わる案などが検討されている。

   変更後の党名については、民主党側が「略称が『民主』になる範囲」に収まるように.希望しているという。両党が安保関連法案を「立憲主義に反する」などと反対していたことから、産経新聞は、「『立憲民主党』が浮上」と伝えている。

   ツイッターの前出のハッシュタグでは、

「両党首に敬意をはらって、『まつのおかだ』」
「最有力は神戸民主党」
「新党がけっぷち」
「七転八党」
「もう『イオンの党』でええやん!」

といった、半ば「やけくそ」な声が目立つ。これとは別に堀江貴文氏が

「また意味のない党ができてしまった笑」

とツイートすると、

「(民主と維新の)両端とって、民新党でいかがでしょうか」
「維民党ならぬ、移民党の誕生ですね」

といった声が上がっていた。

産経調査では63.1%が「期待しない」

   産経新聞とFNN(フジ・ニュース・ネットワーク)が2月20~21日行った世論調査ででは、「民主党と維新の党が1つの政党になることに期待するか」という問いに対して、63.1%が「期待しない」と回答。「期待する」は32.5%にとどまった。

   政府・与党からも

「党名だけで物事が変わるとは思えない」(菅義偉官房長官)
「どういうアイデンティティを作っていこうとされているのかを見ていく必要がある。それが十分でなければ野合という謗りは免れない」(自民・谷垣禎一幹事長)

といった冷ややかな声が相次いだ。

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