「甲さんだ!お帰りなさい」「ずっと待ってましたよ!!」
甲さんのつぶやきが途絶えてから約8か月後の16年2月22日昼、何の前触れもなく、
「本日、直属の上司である管理官が定年のため職場を去りました。約2年間、陰になり日向になり、当アカウントを支えてくれた恩人です。どうぞいつまでもお元気で。本当にありがとうございました...(甲)」
というツイートが投稿された。末尾の「(甲)」という署名に気づいたフォロワーからは、「甲さんだ!お帰りなさい」「ずっと待ってましたよ!!」といったコメントが殺到した。
突然の復帰に反応したのは一般ユーザーだけではない。各都道府県警の公式ツイッターアカウントからも、
「おはようございます。甲さんが復帰され、また一段と楽しくなりそうですね。今日も炎のツイートがんばります!」(愛知県警)
「甲さん、復帰おめでとうっ!」(大阪府警)
「今日は定時で帰宅し、甲さんの復帰祝いをします」(熊本県警)
「えっ、えーーー...甲さん!? ご無沙汰しております...。(今日は、な、なんて日だっ!!)」(宮城県警)
などと祝福のメッセージが上がった。さらには、総務省のICT(情報通信)公式アカウントも、「甲さん、お帰りなさい!警視庁ツイッターは公式アカウントとして学ぶことが沢山あります、また色々と勉強させてください」とコメントした。
こうした温かい反応に、甲さんは「警察官を、そして当アカウントを担当していてよかった。今日は、パソコンのモニタがにじむ日です...」とつづり、目が潤むほど感激していることを報告。続けて、「皆さま、大好きです。温かく迎えてくださり、ありがとうございます」と感謝のコメントを投稿した。
翌23日にも、お弁当にお気に入りのおかずが入っていたことに喜ぶツイートを投稿するなど、以前通りのフランクな語り口で一般ユーザーと交流。本格的に「ツイッター警部」が復帰したことを受け、アカウントのフォロワー数も再び増え始めている。