気性が激しく、夜中も呼び出す
被告の元社長は、アルバイトの男性について、日ごろから勤務態度が悪いと注意しており、一部報道によると、元社長の知人は、男性が会社の売上金を横領していたと、元社長から事件の2か月前に相談を受けていたという。
また、元社長は、気性が激しく、男性を夜中も呼び出すなどしていたという。男性の知人によると、元社長から昼夜を問わず執拗に電話が入り、本人も困っていると男性の家族が話していたともされる。男性に暴行を加えるときは、缶コーヒーでも殴っていたとの報道もあった。
事件当日、元社長は、「仕事が終わったのに電話がなかった」と男性に怒って呼び出していた。男性に説教したものの、話を聞く態度が悪いとして、口論になったという。
男性がぐったりした後は、自ら119番通報するとともに、心臓マッサージを行っていた。
事件後、元社長は遺族に謝罪して被害弁償し、示談が成立した。遺族からは被告に寛大な判決を求める嘆願書が名古屋地裁に提出されていたという。