官邸が選挙前に沖縄の懐柔策に使う手口?
テレビでは一連のやり取りを報じる番組も多かったが、新聞はほぼ「黙殺状態」。データベースで調べられる限りでは、大手紙は読売・中日を含めて一切この話題を掲載しなかった。14年の際は、読売も含めて一般紙が記事にしていたのとは対照的だ。
スポーツ紙でも、ニッカンスポーツが2月16日付のコラム「政界地獄耳」で、石破氏が「無意味な風呂敷を広げた」として「官邸が選挙前などに沖縄県の懐柔策に使う手口と似ている」などと批判した程度。サンケイスポーツは共同通信が配信した原稿を掲載したのみだった。夕刊紙では夕刊フジが2月19日発行(20日付)の誌面で「16球団構想は、そんな(編注:12球団が人気回復に努力しているという)経緯も知らないで今のプロ野球人気へオンブにダッコするような夢物語だ」と批判したが、総じて議論は低調だ。