美少女ゲーム「竹島だっかーん!」大反響でDL不能に 次は「靖国神社」も計画中

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   島根県制定の「竹島の日」の前日の2016年2月21日、「竹島だっかーん!」というPC用ゲームを無料配布したところ、あまりの反響の大きさからアクセスが集中し、ダウンロードできない状態になっている。

   このゲームは日本人の美少女キャラ達が「竹島」に上陸し、剣や自動小銃、ロケット砲を駆使して、悪の組織の戦闘員や島の主を退治し、「竹島」を取り戻すというアクションゲームだ。

  • 美少女キャラ達が竹島に上陸し剣や自動小銃、ロケット砲を駆使して悪の組織の戦闘員と戦う(写真はゲーム画面のスクリーンショット。ツイッターから)
    美少女キャラ達が竹島に上陸し剣や自動小銃、ロケット砲を駆使して悪の組織の戦闘員と戦う(写真はゲーム画面のスクリーンショット。ツイッターから)
  • 美少女キャラ達が竹島に上陸し剣や自動小銃、ロケット砲を駆使して悪の組織の戦闘員と戦う(写真はゲーム画面のスクリーンショット。ツイッターから)

リショーバン大王と戦う「フィクション」

   ゲームを起動すると、

「この作品はフィクションニダ。実在する団体、人名、国家などは一切関係ない純粋なコリエイトによりウリジナルニダ」(原文ママ)

といった説明が現れ、戦闘に参加する美少女達の絵が現れる。

   制作代表者の男性に話を聞くと、アイデアは2年前からあり、半年がかりで有志数人の手によって完成させた。制作の狙いとしては、中学高校の歴史の授業で竹島問題がきっちりと教えられていないため、ゲーム内のエピソードを通じで楽しみながら知ってもらおうと考えた。そのため、ゲームの難易度も低く設定している。

   また、竹島の領土問題はデリケートなため、このゲームを出すことによって「ヘイト」扱いされないように細心の注意を払い、登場人物などは全て架空のものにし、ストーリーもフィクションと位置付けている。ただし、所々にヒントのようなものを出していて、それを調べてもらうことで本当の歴史が分かるようになっているという。

   例えば大王の名は「リショーバン」、美少女の名前は「竹島はるか」「リアンクール」といった具合だ。このうち、「竹島はるか」は日系米国人作家のヨーコ・カワシマ・ワトキンズの自伝的小説「竹林はるか遠く-日本人少女ヨーコの戦争体験記」から命名したもので、この本を読んでほしいという思惑が込められている。リショーバンは李承晩・韓国初代大統領、リアンクールは竹島の国際的な名称に由来している。

「ラブライブ!」が神田明神を聖地にしたように...

   このゲームについてネット上では、

「なんだか凄いゲーム作った人がいたもんだな。竹島問題を有耶無耶にさせないためにもこういう運動は必要だよな!」
「奪還じゃ、今は韓国のものみたいじゃないかw」
「またあっちの国会で問題になりそうw」

などといった意見が掲示板などに出ている。

   制作代表者はJ-CASTニュースの取材に対し、日本はクールジャパン戦略で日本のゲームやアニメを海外に広めようとしているが、本当の意味で日本を知ってもらうためには歴史を正しく伝えることが重要で、それがこうしたゲームの誕生となった。日本のクリエイターはお金が無いので、クールジャパンの一環としてクリエイター助成金制度を作ってほしい、と話した。そして、「竹島だっかーん!」の次のゲームは、靖国神社を題材にしたものにしたい、とも。

「今の靖国神社は右からも左からも腫物扱いされている感じがする。ラブライブ!というゲームやアニメによって神田明神が聖地になったように、靖国神社も美少女キャラが登場するゲームにし、聖地化するとともに、歴史の真実を伝えたい」

というのが今後の目標だという。

   なお、「竹島だっかーん!」は早ければ1週間後に税込み108円でダウンロード販売を始めるという。

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