「彼女の音楽を聴いてからにしなさい」 葉加瀬太郎、ゲーム機折った高嶋ちさ子「擁護」で炎上拡大

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   家庭のルールを破ったために息子のゲーム機をバキバキに折ったというバイオリニストの高嶋ちさ子さん(47)をめぐってネット上で賛否両論が出るなか、同じバイオリニストの葉加瀬太郎さん(48)が2016年2月22日、高嶋さんを擁護するコメントをツイッターに投稿し、さらなる議論を呼んでいる。

   どちらかと言えば批判を多く集めている高嶋さんだが、葉加瀬さんは「それ(編注:ゲーム機を壊したこと)で彼女の人格をとやかく言うことは間違っています」と、子育ての態様で人格まで批判することに異を唱えている。

  • 火に油を注ぐことになってしまった葉加瀬太郎さんのツイート
    火に油を注ぐことになってしまった葉加瀬太郎さんのツイート
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「あんなに純粋な音色を奏でる人に悪い人はいない」

   高嶋さんは12日付東京新聞に「ゲーム機バキバキ事件」と題したコラムを掲載。息子には遊ぶ時間のルールを設けた上でゲームを与えたものの、息子はそのルールを破ったためにゲーム機を折ったことを明かした。ネットでは賛否が分かれたが、否定的な見方が多く、「虐待」とまで言うユーザーもいた。東京新聞にも批判的な意見が寄せられるなど、いわゆる炎上状態になっていた。

   そんな中、葉加瀬さんは「友人高嶋ちさ子の子育て論炎上について一言」とこの問題に触れ、

「ゲーム機を壊す事の良否は結構、でもそれだけで彼女の人格をとやかく言う事は間違ってます。もし彼女の人間性に何か言いたいのなら、まず彼女の音楽を聴いてからにしなさい。あんなに純粋で美しい音色を奏でられる人に悪い人がいるわけがないから」

と発言。高嶋さんの音楽性を高く評価するとともに、バッシングが過熱するあまり息子のゲーム機を壊す行為への批判が「人間性の否定」にまで波及したことに苦言を呈した。

「音楽と今回のことは関係ない」

   これに対してネット上では

「音楽と今回の事は関係ない」
「なんでもかんでも音楽に置き換えてはいけない」
「美しい音楽を創ったり演奏するのと、その人物の人格や人間性は別物」
「この人の論理だと楽器をうまく奏でられれば何をしてもいいってことだな」

などと「それとこれとは話が別だ」と感じるユーザーが多い。議論が再燃し、結果として火に油を注ぐような発言になってしまっている。

   高嶋さんの演奏の素晴らしさを伝えた葉加瀬さんだが、高嶋さんは国際的に権威のあるコンクールでの受賞歴などの実績が少ないためか、「素人でも分かるほど下手」「音大生に毛が生えた程度の腕前」と、その演奏レベルに対しても懐疑的な見方をする声まで出始める「延焼」ぶりを見せている。

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