ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王(79)が2016年2月18日、米大統領選の共和党候補者で不動産王のドナルド・トランプ氏について、「キリスト教徒ではない」と批判した。各紙が報じた。
報道によると、フランシスコ法王は「壁を築くことを考え、橋を架けることを考えない人は、キリスト教徒ではない」として、不法移民の入国阻止のためにメキシコとの国境に壁を築くべきだと主張しているトランプ氏を痛烈に批判。さらに「同じような発言を続けるなら、キリスト教徒ではない」と繰り返した。
法王の発言を受け、トランプ氏は「宗教指導者が個人の信仰を疑問視するのはみっともない」と非難したという。